.

.

.

.


.

この部屋の話は、世界設定、性格捏造、文章崩壊、お馬鹿でたまに下品です。
キャラのイメージを壊したく無い方はお避け下さいませ。

.

.

.

.

.

..

【真夏の昼の夢】

.

「本当、久しぶりよね、アバンの使徒五人全員が集まるなんて、大戦から五年振りかしら?」

「姫さんが召集かけたんだろ」

「あたしは嬉しいけどな、呼んでくれてありがとうレオナ」

「俺も同感だ」

「そう言ってくれると嬉しいわ、マァム。ヒュンケル」

「俺も嬉しいよ!だって皆忙しそうで、滅多に会えないし…こうやって普通に会うのって、
ああ平和になったんだなって実感する…だから凄く嬉しい」

「ダイ……」(感慨)×4

「しかし今年は暑いわね」

「例年みない猛暑だからな」

「まあ冷たい物でも食べながら話しましょ、ほら、飲み物もアイスクリームも用意したの」

「思いっきり自分の趣味だな姫さんは」

「要らないなら食べなくて良いわよポップ君」

「すんません」

.

「いっぱいあるから好きなの選んでね、あ、ちなみに私はクリームブリュレバニラビーンズ入り」

「姫さん…アイスなのか?ソレ」

「あたしダイエット中だから、オレンジシャーベットにするわ」

「今更ダイエットしても、その重たいケツと胸がある限り減らねーと思うぜ」

「何ですってッ!」

「へへん」

「俺は小豆氷を貰おう」

「…ヒュンケル渋いわね」

「し、渋い通り越して、ジジイかよ!」

「ダイ君は何がいい?」

「じゃあ俺かき氷の赤いのがいいな」

「イチゴ味って言えよ、ってガキ臭いの選んだなーダイ」

「いいじゃんか、なんかこの安っぽい如何にもな味が懐かしいんだもん」

「…意外と黒い理由だなオイ」

「そうゆうポップはどれにするの?」

「俺?俺の何かどうでも良いだろ」

「何後ろ手で隠してるのよ」
「ああっ止せよマァムっ」

「「牛乳アイスバー?!」」

「う、ウッセーッ二人してステレオするなっ」

「何だよ、ポップのだって…―ッわぁ!何で殴るんだよー」

「うるさい五月蝿い!俺には今カルシウムが必要なんだ!」

「そう言えばポップ君、最近乳製品ばっかり取ってるわよね、理由は何?」

「…その怖い笑顔は止めろよ姫さん」

「あ、私も聞きたい、何で?」

「う、マァムまで」

「はーい!俺も聞きたい」

「黙れ!全部お前のせいだ!」

「え、俺ぇ?」

「にょきにょきニョキニョキ、雨後の竹の子みてーに伸びやがって!」

「あー…」×3

「俺だってまだ成長の余地はあるんだからなッ」

「何だそんな事なの」

「そんな事じゃネエよ、マァム!年上の古見に関わるんだぜ」

「てゆうか、ポップ君、二十歳にもなって成長期はもう無いんだから諦めたら?」

「いくら正義の使徒の真っ当な言葉でも、今は聞かねーよ、姫さん」

「姫、こっちの板チョコ最中、貰っていいか」
「ええ、どうぞヒュンケル」

「俺の方がポップより背が高いの、嫌なんだ?」

「嫌だ」

「わーキッパリ言ったよ」

「嫌だったら嫌なんだ」

「駄々までこねだしたわ」

「俺は伸びて嬉しいけどな、だって何時もポップにチビ扱いされてたから」

「お前はずっとちっちゃいままのが良かった」

「酷いよポップ!」

「そうよ、大人気ないわよポップ」

「ポップ君は小さいダイ君に甘えられるのが好きなんですもんね」

「コラそこ!何気に変な事吹聴すんなっ」

「へー」×2

「信じるなッッ!」

「え、でも俺、今でもポップに昔みたいに甘えるけどな」

「おっと伏兵から爆弾発言ね」

「嬉しそうね、レオナ」

「だぁっ!ダイは黙ってろ!」

「駄目だった?俺ポップに頭撫でられるの好…」

「!!」

「あーら、頭をグーで殴ったわ」

「何だかんだ言って、ポップの方がダイを甘やかしてるのよね」

「大人の意見ね、流石マァム」

「そこ!勝手に盛り上がるな!」

「酷いよポップ〜痛くないけど」

「痛くないのかよッ!ムッカーっやっぱり可愛くねぇっ!俺のちっちゃいダイを返せーッ」

「そんな無茶苦茶な」
「裏を反せば、ポップ君は小さい頃のダイ君が、可愛くて堪らなかったって事よね」

「うぐっ」

「本当?ポップ!俺嬉しいな」

「うっせぇ!そのデカイナリで抱き付くなっ昔のダイの話だ昔のッ」

「『どんな姿だろうが…ダイはダイだっ!!!』ポップ君の名台詞よね〜」

「ぐはぁっ!」×(渾身の一撃)

「そうそう、その時!世界中が涙した。わよね〜」

「よせっどっかの安い宣伝文句の様な煽りはッ!」

「姫、このはスイカバー余っているのか」

「ええ、どうぞヒュンケル」

「ポップ君がダイ君に甘々なんて、もう皆にはバレバレだなんだから、今更恥ずかしがる事じゃ無いじゃない」
「ん、な…ッ?!」

「そっかー、なら堂々と俺達」

「!!!」

「あら、ダイ君、バシルーラで飛んでっちゃったわ」

「ちょっとポップ!やりすぎでしょ!」

「うるせーやいッ」

「あらら、こっちは半泣きだわ」

.

(ルーラ着地音)「―――酷いよ!ポップ!!」

「お帰りなさいダイ君、早かったわね」

「ただいまレオナ」

「帰ってかなくて良かったのによ」

「また!憎まれ口叩いて、どうしてそうゆう事しか言えないの」

「お、俺の事なんて、マァムには関係ねぇだろ」

「あるわよ」

「えッ」×(期待の表情)

「私の弟みたいなものだし」

「―――」×(痛恨の一撃)

「あ、心停止してるよ!レオナッ!」

「任せてダイ君、『ザオラル』!!」

「………」×4

.

「…ぶはぁッ!」

「ポップぅ!」

「あががっ!竜の騎士の全力で抱き付くなっ馬鹿ダイッ!!」

.

「良かったわねー」

「本当、本当」

「お前達」

「どうしたの?ヒュンケル」

「…溶けるぞ」

「ああーッせっかくの赤シロップかき氷がッ早く食べなきゃ!」

「ダイお前ッ俺よりアイスが大事かッ!」

「どっちも大事だよ」

「真顔で言われても嬉しくねーっ」

「まあまあ、その辺にして食べないと、本当に溶けちゃうわよ」

「そうよね、いただきまーす」

「ちぇっ納得いかねぇがとりあえず……うぁっ?!」

「あーほら、ポップずっと袋握り締めてたからすっかり溶けちゃってる」

「ぎゃーっ殆んど液体じゃねぇか、くそ、服にも付いちまった」

「牛乳アイスだから早く拭かないと匂いつくわね」

「勿体ねーっ俺のカルシウムッ」

「ちょっと、ポップ君、両手に付いたアイス舐めるの止めなさいな、はしたない」

「く…っ俺は庶民だから食べ物は無駄にしない主義なんだっ」

「だからって…、鼻やら頬っぺたまで牛乳アイスまみれだしドロドロよ?」

「うへぇ、ベタベタするぜ」

「あら?ダイ、鼻から氷イチゴのシロップが出てるわよ」

「う、ううん。いやこれはちょっと…何でもないよッ」

.

「ほら、濡れタオルよポップ」

「お、サンキュ、マァム」

「あ、拭いちゃうんだ…」

「ダイ君も鼻から出てるシロップ拭いたら?」

「ところでヒュンケルの野郎はどこいったんだ?いつの間にかいないけどよ」

「え?さっきまでいたのに?」

「ホントだ」

「ああそれなら」

「知ってるのか?姫さん」

「充分冷えたらしいわよ」

「?」×3

「お腹が。まあ、3つも食べれば当然よね」

「???」×3

.

.

.

「く……不覚…ッ」

.

.

【終】




.


2008/7/31

.

(ブラウザの戻るでお戻り下さい。)

.

.

.

.