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この部屋の話は、世界設定、性格捏造、文章崩壊、お馬鹿でたまに下品です。
キャラのイメージを壊したく無い方はお避け下さいませ。.
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【真夏の昼の夢】
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「本当、久しぶりよね、アバンの使徒五人全員が集まるなんて、大戦から五年振りかしら?」
「姫さんが召集かけたんだろ」
「あたしは嬉しいけどな、呼んでくれてありがとうレオナ」
「俺も同感だ」
「そう言ってくれると嬉しいわ、マァム。ヒュンケル」
「俺も嬉しいよ!だって皆忙しそうで、滅多に会えないし…こうやって普通に会うのって、
ああ平和になったんだなって実感する…だから凄く嬉しい」「ダイ……」(感慨)×4
「しかし今年は暑いわね」
「例年みない猛暑だからな」
「まあ冷たい物でも食べながら話しましょ、ほら、飲み物もアイスクリームも用意したの」
「思いっきり自分の趣味だな姫さんは」
「要らないなら食べなくて良いわよポップ君」
「すんません」
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「いっぱいあるから好きなの選んでね、あ、ちなみに私はクリームブリュレバニラビーンズ入り」
「姫さん…アイスなのか?ソレ」
「あたしダイエット中だから、オレンジシャーベットにするわ」
「今更ダイエットしても、その重たいケツと胸がある限り減らねーと思うぜ」
「何ですってッ!」
「へへん」
「俺は小豆氷を貰おう」
「…ヒュンケル渋いわね」
「し、渋い通り越して、ジジイかよ!」
「ダイ君は何がいい?」
「じゃあ俺かき氷の赤いのがいいな」
「イチゴ味って言えよ、ってガキ臭いの選んだなーダイ」
「いいじゃんか、なんかこの安っぽい如何にもな味が懐かしいんだもん」
「…意外と黒い理由だなオイ」
「そうゆうポップはどれにするの?」
「俺?俺の何かどうでも良いだろ」
「何後ろ手で隠してるのよ」
「ああっ止せよマァムっ」「「牛乳アイスバー?!」」
「う、ウッセーッ二人してステレオするなっ」
「何だよ、ポップのだって…―ッわぁ!何で殴るんだよー」
「うるさい五月蝿い!俺には今カルシウムが必要なんだ!」
「そう言えばポップ君、最近乳製品ばっかり取ってるわよね、理由は何?」
「…その怖い笑顔は止めろよ姫さん」
「あ、私も聞きたい、何で?」
「う、マァムまで」
「はーい!俺も聞きたい」
「黙れ!全部お前のせいだ!」
「え、俺ぇ?」
「にょきにょきニョキニョキ、雨後の竹の子みてーに伸びやがって!」
「あー…」×3
「俺だってまだ成長の余地はあるんだからなッ」
「何だそんな事なの」
「そんな事じゃネエよ、マァム!年上の古見に関わるんだぜ」
「てゆうか、ポップ君、二十歳にもなって成長期はもう無いんだから諦めたら?」
「いくら正義の使徒の真っ当な言葉でも、今は聞かねーよ、姫さん」
「姫、こっちの板チョコ最中、貰っていいか」
「ええ、どうぞヒュンケル」「俺の方がポップより背が高いの、嫌なんだ?」
「嫌だ」
「わーキッパリ言ったよ」
「嫌だったら嫌なんだ」
「駄々までこねだしたわ」
「俺は伸びて嬉しいけどな、だって何時もポップにチビ扱いされてたから」
「お前はずっとちっちゃいままのが良かった」
「酷いよポップ!」
「そうよ、大人気ないわよポップ」
「ポップ君は小さいダイ君に甘えられるのが好きなんですもんね」
「コラそこ!何気に変な事吹聴すんなっ」
「へー」×2
「信じるなッッ!」
「え、でも俺、今でもポップに昔みたいに甘えるけどな」
「おっと伏兵から爆弾発言ね」
「嬉しそうね、レオナ」
「だぁっ!ダイは黙ってろ!」
「駄目だった?俺ポップに頭撫でられるの好…」
「!!」
「あーら、頭をグーで殴ったわ」
「何だかんだ言って、ポップの方がダイを甘やかしてるのよね」
「大人の意見ね、流石マァム」
「そこ!勝手に盛り上がるな!」
「酷いよポップ〜痛くないけど」
「痛くないのかよッ!ムッカーっやっぱり可愛くねぇっ!俺のちっちゃいダイを返せーッ」
「そんな無茶苦茶な」
「裏を反せば、ポップ君は小さい頃のダイ君が、可愛くて堪らなかったって事よね」「うぐっ」
「本当?ポップ!俺嬉しいな」
「うっせぇ!そのデカイナリで抱き付くなっ昔のダイの話だ昔のッ」
「『どんな姿だろうが…ダイはダイだっ!!!』ポップ君の名台詞よね〜」
「ぐはぁっ!」×(渾身の一撃)
「そうそう、その時!世界中が涙した。わよね〜」
「よせっどっかの安い宣伝文句の様な煽りはッ!」
「姫、このはスイカバー余っているのか」
「ええ、どうぞヒュンケル」
「ポップ君がダイ君に甘々なんて、もう皆にはバレバレだなんだから、今更恥ずかしがる事じゃ無いじゃない」
「ん、な…ッ?!」「そっかー、なら堂々と俺達」
「!!!」
「あら、ダイ君、バシルーラで飛んでっちゃったわ」
「ちょっとポップ!やりすぎでしょ!」
「うるせーやいッ」
「あらら、こっちは半泣きだわ」
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(ルーラ着地音)「―――酷いよ!ポップ!!」
「お帰りなさいダイ君、早かったわね」
「ただいまレオナ」
「帰ってかなくて良かったのによ」
「また!憎まれ口叩いて、どうしてそうゆう事しか言えないの」
「お、俺の事なんて、マァムには関係ねぇだろ」
「あるわよ」
「えッ」×(期待の表情)
「私の弟みたいなものだし」
「―――」×(痛恨の一撃)
「あ、心停止してるよ!レオナッ!」
「任せてダイ君、『ザオラル』!!」
「………」×4
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「…ぶはぁッ!」
「ポップぅ!」
「あががっ!竜の騎士の全力で抱き付くなっ馬鹿ダイッ!!」
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「良かったわねー」
「本当、本当」
「お前達」
「どうしたの?ヒュンケル」
「…溶けるぞ」
「ああーッせっかくの赤シロップかき氷がッ早く食べなきゃ!」
「ダイお前ッ俺よりアイスが大事かッ!」
「どっちも大事だよ」
「真顔で言われても嬉しくねーっ」
「まあまあ、その辺にして食べないと、本当に溶けちゃうわよ」
「そうよね、いただきまーす」
「ちぇっ納得いかねぇがとりあえず……うぁっ?!」
「あーほら、ポップずっと袋握り締めてたからすっかり溶けちゃってる」
「ぎゃーっ殆んど液体じゃねぇか、くそ、服にも付いちまった」
「牛乳アイスだから早く拭かないと匂いつくわね」
「勿体ねーっ俺のカルシウムッ」
「ちょっと、ポップ君、両手に付いたアイス舐めるの止めなさいな、はしたない」
「く…っ俺は庶民だから食べ物は無駄にしない主義なんだっ」
「だからって…、鼻やら頬っぺたまで牛乳アイスまみれだしドロドロよ?」
「うへぇ、ベタベタするぜ」
「あら?ダイ、鼻から氷イチゴのシロップが出てるわよ」
「う、ううん。いやこれはちょっと…何でもないよッ」
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「ほら、濡れタオルよポップ」
「お、サンキュ、マァム」
「あ、拭いちゃうんだ…」
「ダイ君も鼻から出てるシロップ拭いたら?」
「ところでヒュンケルの野郎はどこいったんだ?いつの間にかいないけどよ」
「え?さっきまでいたのに?」
「ホントだ」
「ああそれなら」
「知ってるのか?姫さん」
「充分冷えたらしいわよ」
「?」×3
「お腹が。まあ、3つも食べれば当然よね」
「???」×3
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「く……不覚…ッ」
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【終】
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2008/7/31
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