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この部屋の話は、世界設定、性格捏造、文章崩壊、お馬鹿でたまに下品です。
キャラのイメージを壊したく無い方はお避け下さいませ。.
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【正義の魔法使い】
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ガチャ。
「お久しぶりです。アバン先生、急な用って何ですか?」
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「ああポップ、忙しいところ良く来ましたね待ってましたよ、まあ部屋に入りなさい」
「はい」
パタン。
「ああ、鍵を掛けるのを忘れずに」
「あ、よほど重要な話なんですね、よし、掛けました」
「えーゴホン。ではポップ、実は貴方に渡すものがあるのです」
「え?何ですか改まって……」
「コレなのですが」
ゴソゴソ。
カタン。「……杖ですか?」
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「そう、凄まじい魔力を秘めた杖です」
「え」
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「これは世界の平和を左右する重要なアイテムなのですよ」
「!」
「受け取ってくれますね?」
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「そ、そんな凄い杖を俺に?」
「ダイくんが行方不明になって三年…今、地上を守るのは我々です。それにポップだから正しく使ってくれると信じているんですよ」
「先生…ッ」
ヒシっ。
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「しかし何か、凄い装飾の杖ですね。」
「特別ですからね」
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「主体が金で、小ぶりな色違いな宝玉が先端に5つも埋め込まれてるし、ゴメみたいな羽が生えてる。
しかもコレ…握りの部分に結ばれてる滑り止め、なんでピンク色な上にリボン結びなんですが?」「ああ!ほどいてはいけません!それはその杖の力を抑えているもので、その形がベストなんです」
「そ、そうですか…」
「では使い方を説明しましょう」
「お、お願いします!」
「この紙に書いてある呪文を唱えると、杖の力が解放され……」
ゴゴゴゴゴゴッ!
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「な、なんだッ!?この地鳴りっ」
「どうやら招兼ねざるお客が来たようです」
ガラガラピシャーン!ドカーン!
「フハハハッ!人間どもめーッ俺が死んだと油断しまってただろう!」
「大魔王バーンッ!!」
「フフフ、久しいなポップにアバン」
「う、嘘だろッ!ダイに負けて宇宙の塵になったはずだっ」
「確かに一度私は石になり砕けて散った…が!一欠片が地上にたどり着きそこから細胞を増殖し再生したのだッ!流石に三年かかったがな」
「破片から再生するなんて、何かスライムみてーだな」
「ぐうぅ!時の大魔王を捕まえてスライムとは…やはり貴様は許しがたい!ポップ」
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「こっちの台詞なんだよッ!今度は俺がダイに変わって引導渡したらァ!」
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「ほう、勇者は不在か?お前だけで我に敵うとでも?」
「う、ウッセェ!やってみねーとわかんねーだろッ」
「まあいい、貴様を捕まえて餌にすれば、ダイを誘き出せるか」
「!!ッさせるかよ!」
「ついでに洗脳して勇者と闘わせてやる、見物だな」
「脳内で勝手にご都合妄想すんじゃねーよッ!俺を捕まえてからにするんだな」
「ふん、口が減らない男だな。ではそうしよう」
「今、表にでてやらぁ」
「お待ちなさいポップ」
「先生っ」
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「再生したばかりとはいえ、バーンは強敵です、今こそその杖の力が役にたつはず」
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「はいっ」
「では先程渡した封印を解く呪文を、杖を掲げて唱えるのです」
「分かりました!」
ひゅん。
スチャリごく…っ
「いくぜッ!!
『ぴんぷるぱんぷるぱるポップンっっ!!!』」
ピロピロピロリ〜ン☆
パアァァ!「な、何だこの光は!何をしたポップめッ?!」
「どうやら成功ですね」
シュウウゥゥ…
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「な………せんせーッ何ですかこの格好ッ!!?」
「何って、杖の魔力により、力を最も発揮できる姿になったのですよ」
「だって、これっ!城のメイド服みたいに見えますよ?!」
「その様に見えるかも知れませんが、違います。
ああポップ、猫耳も良く似合ってますよ」「猫み…っ?どぇええッ?!」
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「なんだそのふざけた格好は、
そんなピラピラのふわふわで俺と戦うとゆうのか?ポップ」「ピラピラとかゆーなッ!恥ずかしくて戦えねーよっ先生っ何とかならないんですか?」
「今の貴方はバーンに引けを取らないほどの力を持っているのですよ」
「でも嫌ですーっ」
「仕方ない子ですね、では、もう一度杖を振って呪文を唱えなさい、
違う姿に変身出来る筈です」「ぴ…ぴんぷるぱんぷるぱるポップン!」
キラキラキラリーン♪
「うぎゃあああぁ!!!せ、せんせェェエーッ!!?」「おや、一番最強の姿に変身しましたね!今の貴方は竜魔人化した竜の騎士程の力を発揮できる筈です!」
「何でそれがピンクのフリルエプロンなんですか―――ッ?!!!し、しかもッ」
「ポップ…貴様何故、裸に前掛け一枚なんだ?」
「ぎぃやあああぁッ!言うなッ!見るなッ!」
バシッ!
ドコ―――ンッ!「ぐはあぁっ!杖の一振りでワシを吹き飛ばすとは…ッなんとゆう力ッ!」
「あ、本当にスゲェ威力!でも嫌だぁあッ!」
「ポップ貴様、格好はふざけているが確かに三年前より強くなったようだな…」
「好きでこんな格好してるわけじゃねーつの!!!
先生っ元に戻るにはどうすればいいんですか?!」「ああ、その魔法は十分間たてば効果が切れますよ」
「て事は後十分もこのまんまって事ですかッ?!」
「まあそうなります」
「こんな姿、人に見られたら俺の人生おしまいですよ―ッ」「大丈夫、似合ってますから」
「せんせ―――ッ」
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「ごちゃごちゃ何を騒いでいるっ今度はこっちからゆくぞ!『カラミティウォール』ッ!」
ズバッ!バシュ!
「うわぁあ!」
「ポップ!大丈夫ですかッ!?」
「はい大丈夫…じゃない―ッ?!エプロンにあちこち切れ目がッ!アレをもう一発食らったら……っ」
「ふむ、一撃目は耐えたか、次はどうかな?」
「別な意味で耐えられないから止めてくれぇッ!」
「今更命乞いなど見苦しいぞ!『カラミティウォール』っ!!」
「も、もうだめだ…!」
「ポップ――――ッ危ないっ!!!」
ひゅうんっ
ズバッ!「む、私のカラミティウォールを破るとは、何者だ!」
「だ、誰だ?庇ってくれたのはありがてぇが…この背中、見たことあるような無いような…」
「ポップに手を出すな!」
「ま、まさか…お前」
「大丈夫?ポップ」
「ダイーッ!ダイなのか?!」
「うん、帰ってくるの遅くなって、ごめん」
「…ハハッ…ダイっっ!心配させやがってこのやろう!」
「ポップ…、会いたかった」
「ダイ…っ」
がばっ
ぎゅうぅ。「そんなに泣かないでよ、それに…」
「??」
するり、
「こんな格好で、抱きつかれたら誘ってると思うよ?」
「へ?」
ゴソゴソ。
「わ、ナニッどこ触って…ッダイッ!」
「ポップが悪いんだよ」
「何がっ、や、やめ…」
「こら貴様等―ッ!私を無視するなっ!!」
「ダイくん、気持ちは分かりますが、後にした方が良さそうですよー」
「あ、アバン先生」
「だから無視するなぁあッ!『サイザーフェニックス』!!」
「うるさいなぁ、邪魔だよ、お前。『ドルオーラ』!!!」
ドッカ――――ン!!
「ぐはぁぁあッ!!」
ひゅるるる〜〜…。
「お、覚えてろォォォ―…」「おやおや、見事に彼方へ飛んできましたね―馬に蹴られてなんとやら」
「もう邪魔者はいなくなったし、ね…ポップ」
「ね、じゃないッ!お前何か変だぞ?!」
「もう子供じゃないってだけだよ、さっきはポップから抱きついて来たくせに…。」
「目が怖ぇっつーの!」
じりっ。
ピロリロリン♪
ぼわわわんっ「ぷはぁッ!やったぜ!元に戻ったぁ―――ッ!」
「あれ、服着替えちゃったの?残念」
「アレは好きで着てたんじゃねーよ!」
「まぁまぁ、何はともあれよく帰って来ましたね、ダイくん。皆貴方の帰りを待っていたんですよ」
「うん。ポップ!先生!ただいま!」
「お帰り、ダイくん」
「…ダイ…ばか野郎…俺がどんな思いで…」「御免ね、ポップ…」
「さぁさぁ、ではバーンも退治した事ですし、帰還のお祝いと行きましょう!」「じゃあ先生。ダイも帰って来たことだし、
こんなムカつく…あ、いやいや。危険な杖は俺のメドローアでこの世から消します」「ええっ勿体ないよー」
「うっせぇ!ダイは黙ってろ!」
「分かりました、それは貴方にあげたもの、好きになさい」
「はい、じゃあ『メドローア』ッ!」
バシュン!
「あー…」
「ふう、すっきりしたぜ」
「ではみんなにダイくんが帰ってきた事を知らせに行きましょうか」
「はい先生、俺、一足先にまず姫さんに知らせてきますよ!『ルーラ』!」
「待ってよポップ〜」
「ああ、落ち込まなくてもダイくん、大丈夫ですよ」
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「え?」
「あの杖は私の作ったアイテムなので、形の違う物で幾つかストックがありますから」
「えっ?!」
「ブレスレット型、指輪型、ブローチ型、ピアス型など贈り物に最適な品揃えですしね」
「て、事は…」
「帰還の御祝いに一つあげましょう、プレゼントしてみては?」
「はいッ!ありがとうございます。よーし、ポップ待っててね!『ルーラ』!」
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「…さて、効果の試験実験も充分分かりましたし、これをマトリフにプレゼントするとしますか。
ふふふ…どんな顔するか楽しみですね…」.
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――後日、烈火の如く怒れる一代目大魔道士により、
カール城の国王の執務室が襲撃され、全壊するとゆう事件があったとか、無かったとか……。.
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【終わり】
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2008/8/25
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(ブラウザの戻るでお戻り下さい。)
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