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この部屋の話は、世界設定、性格捏造、文章崩壊、お馬鹿でたまに下品です。
キャラのイメージを壊したく無い方はお避け下さいませ。

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「潤いが足りねぇ、癒やしが欲しいっ!」

月の末も迫ったパプニカ王国の執務執行部、
秋の収穫時と言うこともあり、貿易も盛んなこの国は一段と賑わい、
この時期はレオナ王女を含め、重鎮ブレーン組の仕事量も半端ではなくなる。
ダイを探す折りに情報収集の拠点として、パプニカに属し助力を得たポップは、その後もレオナの強い希望により、そのままパプニカの宮廷魔道士として就職した。

何だかんだと言いつつも結構義理堅いポップは、
散々世話になった礼も感じていたし、
ダイが同じくパプニカ王国の騎士団長に就く事となったのもある。

ダイもポップがいるからパプニカに残る。
王女レオナはその辺をよーく知っていて、大いに適材適所としているのだ。

本人達は預かり知らないが。

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ポップは宮廷魔道士とゆう立場でありながら、何故か数字の羅列やら外交判断まで、
本来から外れた中枢の仕事まで請け負う事が、
執行部全体の暗黙の了解になっていた

頼りにされたりするとつい断りきれず、それでポップも不本意ながら、机にかじり付き山と重なる書類と格闘中だった。
何時もは皆自分の執務室にて仕事を行うのだが、
決算報告も含めてレオナの執務室にある議会用円卓に集まっている。

そうして殺人的な仕事量に撲殺されるポップは今、
結構いっぱいいっぱいな心理状況にあった。

21才のポップは、一番遊びたい青春真っ盛りの15〜20才までを、ダイを捜すことに費やしてしまった。
恋愛も娯楽的な楽しみも犠牲にして、
とゆうか考えている暇も無く走り通しできた五年間。

その事に別段後悔はないが、
こうしてダイもいて、しかも平和で。
やーっと落ち着き、好きなだけのんびりダラリ出来るかと思っていたのに何が悲しくて、
むさ苦しいオッサンじいさんに囲まれ、部屋に閉じこもっているのかと。

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人間疲れ果てると脳の回路も正常に繋がらなくなる。

同時に、過大なストレスから逃れようと抗ストレスホルモンを分泌し、
自我を防衛するため一番の安らぎを表層意識に要求した。

(ダメだ。このままじゃ俺は壊れちまう…何かに癒されてぇ)

そうして口を突いて出たのが先程の呟きだった。

そこでハタと考え込む。

(俺の潤いって何だ?)

求めて止まない究極の癒やし…。

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そうぐるぐる迷走し始めたポップの、脳裏に浮かんだあるモノ。

思い付いた途端に、霧が晴れ迷路を抜け、はたまた難解な計算式を解いた後の様な清々しい笑顔でポップは叫んでいた。

「おっぱいだ!おっぱいが足りてねぇんだ!」

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突如立ち上がり、拳を力いっぱい握りしめ叫んだ笑顔の大魔道士を、

その正面に座っていたこの城の主は、
見られた者が一瞬で凍りつきそうな程底冷えする瞳でポップを見つめて、

「…あら、悪かったわね、貧相で」

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マヒャドの如きに声色にて、執務室内を永久凍土と化したのだった。

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(やっとタイトル)    【●っぱいがいっぱい】

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→続く。




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2008/10/28

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